CD歌詞Ⅲ

たたずんで海

この小さな島に オレは生まれたから
どうしようもないのだよ
たたずんで海 たたずんで海
どこまでも どこまでも 海が広がっている

  会いたいと思う心を 誰にもとめられない
  いますぐ君に 会いたいのだよ

この小さな島から 君は出ていった
どうしようもないのだよ
たたずんで海 たたずんで海
どこまでも どこまでも 海が広がっている

  会いたいと思う心を ようやくおさえつけて
  それでも君に 会いたいのだよ

この小さな島で オレは待っている
どうしようもないのだよ
たたずんで海 たたずんで海
どこまでも どこまでも 海が広がっている

  会いたいと思う心を おさえることになれて
  いまでも君に 会いたいのだよ

この小さな島が オレはすきだから
どうしようもないのだよ
たたずんで海 たたずんで海 
どこまでも どこまでも 海が広がっている

  会いたいと思う心を 誰かおさえてくれ
  いますぐ君に 会いたいのだよ

春りんどう

高い木立ちの 梢から
ホウジロたちが 鳴いている
青空淡く 光をちらし
大地のうえに 降りそそぐ 

 ※ うすむらさきの 春りんどう
  春の扉を ひらくように
うすむらさきの 春りんどう
わたしの心を 開いておくれ

やり切れなくて 歩いてた
何かをどこかに 忘れてた
何もかもが 枯れ野のように
すべて無意味に 思えていた

※ (くりかえし)

冷たい風が 吹くだろう
よるには霜も 降りるだろう
小さな光が 差し込むように
枯れ野のすみに 咲いている

※ (くりかえし)

お前と二人

春になったら 桜の木の下で
お前と二人 酒を飲もうよ
悲しかったことも 辛かったことも 
みんな忘れて 酒を飲もうよ

夏になったら 星空の下で
お前と二人 酒を飲もうよ
みんなみんな 夢だった
真夏の夜の夢 酒を飲もうよ

秋になったら 月を眺めて
お前と二人 酒を飲もうよ
遠くに逝った 友を偲んで
唄でも歌って 酒を飲もうよ

冬になったら 降る雪を眺めて
お前と二人 酒を飲もうよ
震える夜も 心沈むときも
肩寄せあって 酒を飲もうよ

いつかきっと

初めてあったのは 21の時
南からきた 長い髪の子だった
都会は似合わないと 田舎で暮らしてた
いつか きっと 会えるさ

※ 長い道のり 互に歩いた
  今はわかる あの時の想い

あの頃の僕らは 若すぎたのか
夢は必ず 叶うと思ってた
どんなにつらくても 一緒のはずだった
いつか きっと 会えるさ

※ 長い道のり 互に歩いた
  今はわかる あの時の想い

嵐も通り過ぎ 穏やかな日々
君はどこの町で 暮らしているの
今も君のこと 忘れちゃいないさ
いつか きっと 会えるさ

※ 繰り返し

汽車

お父さんが 汽車に乗った
石炭色の 汽車に乗った

※ホームの人は 万歳と言った
何度も何度も 万歳と言った

私も乗れると 思っていたら
私を乗せずに 動き出した

お父さんは 帰らなかった
お父さんは それきりだった

農夫の祈り

夕日を 浴びながら     
鳥は 北へ飛ぶ
冷たい 風が吹き     
種は 土に落ちる

※ 農夫は 種を蒔く
耕し耕し ひたすらに
今日は明日へ 明日は未来へ
農夫は 祈る

海の 彼方から
種は 運ばれてきた
人から人 土から土へ
命を つないできた      ※ 繰り返し

小さな 粒だけれど
太陽の 光を浴び
大地の 水を吸い
大きな 実を付ける      ※ 繰り返し

生きる ための種
春の光 夏の雨をうけ
秋の風 冬のぬくもり
苦しみ 喜び繰り返す     ※ 繰り返し

夕空

帰り道は いつでも 夕空見上げていた
同じ道で ときどき 出会うだけの人だった
気がつけば いつも 一緒に ただ 見上げていた

 ※ あかねいろ さくらいろ 忘れなぐさ すみれいろ
   空の果てまで いろとりどり ゆれる花
   星になるまで やさしさに 包まれて

雨に濡れて 走って 帰る ときもあった
違う道を わざわざ 選んでみたり したときも
気がつけば 沈む 夕日 並んで みていた

 ※(くりかえし)

長い道を ふたりで 幸せ 見付けながら
子供のように ふざけて 草に座って 雲追えば
渡り鳥 群れを 成して どこまで 行くのか

 ※(くりかえし)